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美術批評家著作選集 第3巻 新聞美術記者の群像 ゆまに書房 2010

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定価25,300円(本体23,000円) 
[編・解説] 河田明久

近代日本の“美術と言葉”を考察するうえで不可欠な、分量的にも圧倒的多数である新聞の美術記事。本巻では大正から昭和戦前期にかけて、それらが記された環境と、どのような人々によって書き継がれ受け容れられていったのかを知るための、手がかりとなるテキストを収録する。河田明久氏による丁寧な解説がつく。

【収録内容】
田沢田軒「新聞美術記者今昔噺」〈全30回連載〉(塔影 1937年1月~1940年6月)/竹田道太郎『美術記者30年』(朝日新聞社 1962年)/〈美術記者としての苦楽〉加藤謙「非美術記者の愚談痴話」/金井紫雲「靴の思ひ出—美術記者の初陣ごろ」/外狩顕章「苦楽とりどり」/田沢良夫「AとBの話」/時岡弁三郎「黄昏」/(中央美術 1924年11月)/〈美術批評家月旦 坂崎坦論〉田中倉琅子「彼の人格・気稟・批評」/朝倉文夫「坂崎坦君のこと」/仲田勝之助「正鵠なる識見」/土田麦僊「友人としての坂崎君」/和田三造「批評家としての坂崎君」/南薫造「坂崎氏の印象」(美之国 1927年1月)/〈故近藤宅治氏を憶ふ〉外狩素心庵「近藤君の「死」の迎へ方」/金井紫雲「その日の思ひ出—近藤宅治君を偲ぶ」/田沢良夫「東陵会展覧会を中心にして親友近藤君を想ふ」/木村荘八「弔東陵」/土田麦僊「近藤氏を悼む」/牧野虎雄「近藤氏のこと」(美之国 1928年3月)/金井紫雲「美術記者二十七年」(美之国 1936年1月)/松原寛「美術記者の頃」(塔影 1936年9月)/〈関如来追悼特集〉塩田力蔵「関如来君の思出」/添田達嶺「関如来氏を偲ぶ」/神崎憲一「関さんが到頭……」(塔影 1938年3月)/坂崎坦・田中倉琅子・脇本楽之軒〈座談会〉「昭和美術界の過去と将来を語る」(美之国 1939年6月)

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